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2011年、2012年と2年続けて、100人の作家さんと一緒に、阪急うめだ本店にて、クリスマスイベントを開催しました。そのときのイベントでご一緒させていただいた100人の作家さんの作品を掲載した本を作りました!『絆BOOK』(2011年版)と『心に灯りを―。作家100人が紡ぐハンドメイドの贈り物』です。詳しくはアズ・ブリッジのサイトをご覧ください。
『絆BOOK』、『心に灯りを―。作家100人が紡ぐハンドメイドの贈り物』はメルスリーショップでも購入できます。 メルマガ「暮らしをしあわせにする本」 毎週水曜日(をめざして)に発行。 カテゴリ
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こんにちは。 てしごと倶楽部の横川博子です。 今回の私のしあわせ本は「わたしのきいち」です。 わたしのきいち~ぬりえ作家、蔦谷喜一の世界~ 1997年11月10日初版 小学館 著者 蔦谷喜一 上村久留美 高齢化が進み認知症予防策でも、ぬりえがクローズアップされている昨今。 ぬりえは回想療法の一環でも使われていますが、 この「きいちのぬりえは」高齢者の心を唱歌の次に、 懐かしい気持ちにさせてくれるものなのではないでしょうか。 昭和二けた生まれの私にとっても、見るたび懐かしく、絵に癒される毎日です。 多分、生まれて始めて塗った絵が、この「きいちのぬりえ」だとおもいます。 この時代の女の子の心をがっつり掴んで放さなかった、ぬりえ。 ふくよかな顔の女の子に、着物姿・ドレス姿・お嫁さんなど、 その、ぬりえの線は細かく繊細で美しく、 この線からはみ出さないで綺麗に書くことに必死の子供時代。 あの頃を思い出すと、今のように遊ぶものは少なくとも、 見るものすべて新鮮で感動し、工夫し、 子供時間を朝から夕方まで謳歌していたように思います。 何処の家の子供も、 「子供は外で遊ぶもの、雨の日は家で静かに読書か塗り絵」のような環境でしたから・・。 そして、当時の子供たちは、この「ぬりえ」にみんな、はまっていました。 当時は、今のような24色以上の色鉛筆があるわけでも無く、 あるのは12色、もしくはペンテルのクレヨン、限られた色の中で、 自分なりにお手本と同じようになるように、工夫し子供同士で競い合っていました。 あるものは、指でクレヨンをぼかしたり、色鉛筆の色の重ねぬりをしたり、 綺麗に塗れると、子供同士の「すごい~」「上手~」「きれい~」の嵐のような賛美! どの子も上手に塗れる子の技法を真似をし、学習するのです。 ぬりえは色彩感覚と集中力を養う勉強道具だったような気がします。 私が、ぬりえの中でも大好きだったのが、舞妓さんやお姫様でした。 きいちのぬりえの特徴は、図柄の細かさでもあります。 (当時はきせかえも大流行!いつも作っておままごとをしていました。) 着物の柄などは特に細かく、花びら一つも繊細で、線は流れるように美しく、 子供心に塗る前の紙だけでもワクワクしたものです。 今も、レトログッズ大好きな私は、きいちのぬりえを塗っています。 付録についているぬりえをコピーして(私が遊ぶためだけですので御容赦を) カラー心理療法に使ったり、懐かしさと癒しとの一挙両得(笑い) ただ一心不乱にぬりえに没頭する時間も大人には必要かもしれませんね。 この本の中で、喜一さんのお嬢さんは、喜一さんのデザインしたお洋服を着て、 ぬりえの中の少女そのものだと記述されていました。まさに憧れの少女です。 また、贅沢だった当時の暮らしぶりや、ぬりえが衰退した後の話なども興味深く、 ぬりえだけではなく喜一さんの生涯がよくわかるように書いてあります。 昭和を語るのにかかせない、「ぬりえ」このぬりえのような教材で学べた、昭和の子供たち。 素敵な美術の先生にめぐり合えたのと同じかもしれません。 ぬりえに、そして喜一さんに感謝です。 目次 喜一のきいち きいちのお正月 着物のきいち 浴衣のきいち きいちのお遊び 童話のきいち あなたのきいち きいちの人生 きいちのぬりえ きいちのきせかえ それぞれのきいち スペシャルコーナー きいちの絵本 広告になったきいち グッズになったきいち もう一つのきいちの世界 年譜・あとがき 特別ふろく 復刻きいちのぬりえ 新作きせかえ 厳選ポストカード (こんなブリキのジョーロや薬屋さんでもらったカエル・・なんて綺麗な色でしょう~) (昭和のお子様の憧れ!デパートのお好み食堂のお子様ランチ) (給食といえばこんなかんじ~アルマイトの食器に先割れスプーン・・テトラパックの牛乳や ソフト麺はずいぶんあとのほうかなぁ・・・脱脂粉乳のミルクや、コッペパンの辛い思い出が・・・) 以上はぬりえと一緒に思い出される、昭和の子供のアイテムです(^・^)
by teshigotoclub
| 2010-07-22 18:29
| 暮らしをしあわせにする本
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