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2011年、2012年と2年続けて、100人の作家さんと一緒に、阪急うめだ本店にて、クリスマスイベントを開催しました。そのときのイベントでご一緒させていただいた100人の作家さんの作品を掲載した本を作りました!『絆BOOK』(2011年版)と『心に灯りを―。作家100人が紡ぐハンドメイドの贈り物』です。詳しくはアズ・ブリッジのサイトをご覧ください。
『絆BOOK』、『心に灯りを―。作家100人が紡ぐハンドメイドの贈り物』はメルスリーショップでも購入できます。 メルマガ「暮らしをしあわせにする本」 毎週水曜日(をめざして)に発行。 カテゴリ
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こんにちわ。
今回、私が紹介するのは、 『フェルトのちいさなマトリョーシカとマスコット』(北向邦子著 ブティック社 2013年初版発行) 今月の21日に発売された、できたてホヤホヤの本です。 それなのに、もうしあわせ本? そうなのです。 こちらの本は、この「暮らしをしあわせにする本」のメルマガを一緒に執筆してくれていた手芸作家、くにさんこと、北向邦子さんの初の著書本です! 「本の出版が決まった」とくにさんからうれしい知らせが届いたのは、昨年の夏。 それ以来、くにさんは200%のエネルギーでこの本の制作に打ち込んできました。 ときおり彼女のブログに「こんな作品ができました~」、「今日、撮影しましたよ」と、最新情報がアップされるたびに、本の上梓を心待ちにしていました。 そして―、ついに。 2月21日。本の発売日と同時に、本に掲載された作品を展示しての出版記念作品展が開かれました。 もちろん100%、北向邦子プレゼンツ。 初日に会場で本を買い、帰ってからじっくり読んで、さらに土曜日に会場に再び出かけ、またまたじっくり作品をながめ・・・・。 と、この本と一緒に、かなり濃密なひとときを過ごしましたので、発売から数日というスピードで、私の「しあわせ本」にランクインしたわけなのです。 さてさて、内容は、といいますと、本当に盛りだくさん! くにさんのトレードマークともいえる、小さなフェルトのマトリョーシカが、しょっぱなからパワー全開で登場しています。 「マトちゃん20人集」と題された巻頭口絵は、白い箱に20体のマトちゃんがずらり。 同じ型紙ですが、洋服の色、エプロンのモチーフがすべて違っていて、なおかつ(!)、後ろのワンポイントアップリケもみんな違っています。 コトリやきのこ、 ちいさなお花、 リンゴにサクランボ、 ドーナツ などなど、 「私はどの子が好きかな~」とページを何度もめくってはあれこれ吟味(今回は、展示会でもあれこれ吟味)します。 私はサクランボの子に決~めた! どうしてってピンクの頭巾と水色の洋服がなんともいえず懐かしい感じだし、なによりサクランボがレトロですよ。 そう思って、もう一回、眺めると、「あら、スモーキーピンクの頭巾の子もいいわねえ。ドーナツまでピンク一色なんて、こりゃかわいいゾ~」と、さっそく浮気(笑)。 なーんてことを繰り返していたら、あっという間に1時間くらいたっちゃいます。 うれしいことに、このマトちゃんは、すべて作り方と型紙がついているので、自分でも作れるんですね。 作ってみようかなあ・・・。小学校のときにフェルトのマスコット作ったことあるし(笑)。 マトちゃんのほかに、私が釘づけになってしまったのは、「編みもの好きの仲間たち」。 編み物に夢中なクマさんとパンダちゃん、ハリネズミちゃんが登場します。 ちょこんと座ったパンダちゃんとクマさんが、可愛すぎます。 そして、4コママンガさながらのほのぼのストーリー。 パンダちゃんは編み物に挑戦したけれど、途中でギブアップ。クマさんに黄色のマフラーを編んでもらうことに。そしてクマさんはさらにハリネズミちゃんの選んだ赤い色でもうひとつ編み始めます・・。 なんかちゃっかり黄色のマフラーをもらったパンダちゃんに、自分を投影したりして(笑)・・・。 この本が好きになったのは、もちろん、くにさんの本だから、というのもあるのですが、なによりも読み手にやさしい本になっているところです。 手芸本のなかには、デザインに凝っていて、見た目はクールでかっこいいけれど、実際は作りにくい、読者の方向を向いていない、というものも多々あります。 でも、この本は、本当に作りたい人のことを考えて、とっても丁寧に編集がされているのです。 ことブティック社さんの本は、さすが手芸専門の出版社だけあって、作りたい人たちの方向をつねに向いて編集されています。作り方解説が抜かりなく、しっかりとしているところは、本当に素晴らしいと思います。 こういう手芸本で作品を発表する作家さんは、惜しげもなくデザインを提供し、作り方を公開してくれるなんて、イエス・キリストみたいな慈悲深い人なんでしょうか。 いいえ、そういうことではなく(笑)、そんな作家さんは、きっと手芸が大好きで、自分もかつては「読者」だった、そのピュアな気持ちをいつまでも持ち続けているんだろうなって思います。 私は、作家ではなくって、「編集をする人」として、ずっと本作りに携わってきていますが、ふとした瞬間に「本を作る側の視点」に陥りそうになり、そのたびに「危ない、危ない」と言い聞かせます。 いつまでも「この本に出会ってよかった」。 そう思える「いち読者」であり続けたいと思います。 そういえば、そういう気持ちを忘れたくないから、このメルマガを始めたんでした! 初心、忘るべからず。 ──────────────────────── ◆目次◆ ちっちゃなマトちゃん20人集! 仲良し5人姉妹とお家 マトちゃん3姉妹、森へ行く ロシアのお城とキラキラマトちゃん 月と星とマトちゃん姉妹 ドーナツエプロンのネコちゃんマト 花ウサギのマトリョーシカ ペタンコマトちゃんマスコット ペタンコ雪だるまマスコット フェルト+布地、小粋なウサギとクマのマスコット フェルト+布地、おしゃれなコトリマスコット 編みもの好きの仲間たち(クマとパンダとハリネズミ) ペタンコで可愛い雑貨Ⅰ お家とテディとレイングッズ ペタンコで可愛い雑貨Ⅱ カフェタイムとスイーツ column マトちゃんのアトリエから column マトちゃんとマスコットの使い方 etc. アップリケ図案 (写真解説)ちっちゃなマトちゃんを作ってみましょう マスコット作りのきほん
by teshigotoclub
| 2013-02-25 23:53
| 暮らしをしあわせにする本
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